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フランスでの小さな日常のメモ

シェルブールの雨傘

シェルブールの雨傘

少し前、ミッシェル・ルグランの追悼番組で「シェルブールの雨傘」を放送していたのでGと一緒に見ました

Gは週一で映画館へ通い、家でもジャンル問わずたくさん映画を観ていて、なかなかの映画好きだと思うのですが、日本で有名なフランス映画あたりがボコッと抜けていて、「シェルブールの雨傘」も当然のごとく観てない。

私はこの映画が特別好きというわけではないけれど、日本でシナリオを買ってほぼ全セリフ(ミュージカルなので歌)が脳内で先取りできる程度には観ていたし、フランス映画の代表のひとつだと思うので、これを観たことがないフランス人がいる‥と震えました。

Gの感想としては、物語の終わり方には驚いていましたが、概ね良かったようです。といっても、彼は何でも楽しめるというか、最近気づいたのですが、今までどんな映画に対してもつまらなかったという言葉を聞いたことがない気がします。すごく幸せな特技。

そして、カトリーヌ・ドヌーヴの輝きにびっくりしていました。私もあらためてびっくり。こんな美しさを持った人を私は他に見たことがない。

その数日後、ドヌーヴがテレビに出ていて、あれは私が歌ってんじゃないのよ、と軽い感じで話していて、私とGと番組のインタビュアーの全員で、うそでしょ!と。

私は映画を観ている時に、音楽が語りすぎると気持ちが冷めることがよくあるのですが、この映画の特にオープニング(↓)は音楽と映像がぴったんこ合ってて、何度も観ているのに今回テレビで観ているときも、泣きそうになりました。美しい。これを観たことがないフランス人いる?‥しつこい。

上の写真はスペイン旅行のお土産

アクセサリー作り

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アクセサリー作り

サンキャッチャーの材料を買いに行ったときに、ビーズでアクセサリーも作れるってことを知り、難しいのかな~と思いつつ、ちょっと挑戦。

材料は前のお店だとあんまり種類がなかったので、アクセサリー材料専門店を探して、なにから始めたらいいかかわらないような状態でしたが行ってみました。
お店には年齢問わず女性達がキャッキャしており、中には小学生くらいの小さい女の子が目をキラキラさせながら選んでいたり、非常に良い空間でした。

一応出来上がりを想像して材料を買って帰ったのですが、家で組み立てると、思ってた感じにはならず、結局全然別の物を作って‥と、それはそれで楽しい。

始めは家にある小さなペンチを使ってて、指にうっかり針金を刺し血を出したりしていたのですが、見かねたGが専用の工具とかよく使うパーツをネットで注文してくれていました。
道具をそろえると急にプレッシャーがかかりやる気がなくなる質なのであまり気が進まなかったけど、やはり専用の道具は使いやすいですね。

上の写真のは、初めて作ったものです。
材料をつなげるだけなのに、なぜこんなにわくわくするんだろう。

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左のブレスレットは、お揃いでパールビーズのピアスも作ってみたのですが、Gに「デザインがおばあちゃんぽい」と言われ、却下‥。

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左側の、私は赤色が好きなのですが、大粒なのはつけるのにちょい勇気がいるので、小さいのをくっつけてみました。
右のは、ジブリの登場人物がしてそうな色合いで気に入っています。

作りはまだまだ上手くないですが、初めてでもそれなりに素敵なのが出来るし(自分で褒めるのは大事)作っている間楽しい気分で満ちてるし、材料代数百円単位だし、しかも自分で身に着けられる‥素晴らしい遊びをみつけてしまいました。

サンキャッチャーを作ってみた

 

サンキャッチャーを作ってみた

窓辺に吊り下げてキラキラ太陽の光を反射させる、でお馴染みのサンキャッチャーを作ってみました。
住んでるアパートの日当たりが異常に良いので、前から作りたいなぁと。

材料は、culturaという、本や画材などを売ってるゆる~い東急ハンズみたいなお店で調達。
ビーズを選んでいたら、途中で合流したGが僕も作りたいと言い出し、なんか選んでました。何を作るのか聞いたら、わかんないけど‥と。
次の日の朝、作り方を教えてというGにネットで見つけたレシピ(貴和製作所の)を見せたら、私が朝食を作っている間に早くも「出来たっ」と。

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なかなか素敵‥あなた本当に初めて?
何気に流行りのフリンジとか、しかも一番下の部分が取り外せるようになってる‥。
Gは、時々変なおもしろ方向に行くんだけど、私などよりよほど美的センスがあると思う。
そしてこちらが私が作ったものです。下の大きなガラス玉はネットで注文しました。

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怖いくらい面白みがない‥。いや花とかハートとかアクセントに入れるモチーフとかも買ったんだけど、なんかバランスを崩すものを排除して無難にまとめたくなる性分で‥でも部屋中虹が輝いてすごくきれいです。
私のを見て、Gもこんなの作りたい!とガラス玉を注文してました。
「10個買ったから‥5個づつだよ?」
「‥お、おう」

ユーロヴィジョン2018を見た

ユーロヴィジョン2018を見た

毎年楽しみにしているユーロヴィジョン(国別対抗歌合戦)の決勝を見ました。

今年も全参加国(43)のうち予選を勝ち抜いた20ヶ国に、主要国のフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスと、開催国(去年の優勝ポルトガル)の計26ヶ国参加で行われ、各国代表のアーティストたちが自分たちの表現したいことを力いっぱい爆発させている様は見てて本当にわくわくしました。
以下、特にいいなと思ったもの。

チェコ共和国 Mikolas Josef - Lie To Me - (6位)
チャーミングさにハートを撃ち抜かれました。
アイスランド Ryan O’Shaughnessy - Together - (16位)
普通に男女のデュオかと思ってたら、途中から素敵な展開。
フィンランド共和国 Saara Aalto - Monsters - (25位)
歌手がかっこよくて好みなのと、ダンサー含め衣装萌え。
優勝したのはこちら(↓)です。
イスラエル Netta - Toy - (1位)
招き猫とか衣装とか、日本びいきな感じでうれしかったんだけど、典型的な外国人からみた日本て感じで、個人的には、2016年のドイツ代表 Jamie-Leeさんの(↓)いわゆる日本アイコン的なものは使ってないのに、やべぇ本物だ‥って感じが好き。
それぞれの歌手を通して、その国が急に身近に思えて好きになっちゃう。
来年も楽しみです。

上の写真は、いつの日か作ったタルト。

ようやく滞在許可証をいただきました‥

ようやく滞在許可証をいただきました‥

滞在許可証は、海外に長期滞在する場合に必要で、私も2015年まで毎年県庁に行って更新していました。
ただ申請すれば即更新できるというわけではなく、外国人の方たちは苦労されてると思いますし、私も今回は申請してから二年ほどかかったので、記念にざっとメモしてみました。

  • 2016年春に更新の申し込み、いつもなら夏の終わりごろに「カードが用意出来たから取りに来て」と連絡が入るはずが、来ず。
  • 突然「追加書類があるから提出して」と連絡があり、提出する。 今回申請したのが、10年カード(10年間、更新しなくてよい)だったので、審査が厳しいのかもと思う。
  • ここで年末、引っ越しをする。引っ越しをすると管轄が変わるし、その引継ぎはたいてい上手くいかず、事態が滞ると泥沼にはまるフランスで、申請1年目にして辛酸をなめた過去のある私は、暗い気持ちになる。
  • 年明け(2017年)に「面接したいから警察まで来て」と連絡があり、パリまでTGVで5、6時間かけて行って、面接を受ける。
  • その後、というかその間も何度もメールで連絡するが、返事がほとんどなく、あっても、「書類は完璧だからもうちょい待て」という決まり文句。
  • その年の6月、前の居住地の県庁に直接どういう状況なのか聞きに行く。 いつもは、フラッと朝10時ごろに行っても、2時間ぐらいで用事がすんでいたのに、その日朝9時に県庁に向かうと、度肝を抜かれるほどの大行列で、入り口の受付にたどり着くまで6時間並ぶ。周りの人によると、ここ最近、ずっとこんな感じらしい。 受付の疲労困憊しきってゾンビみたいになった職員さんが、いろいろ調べてくれて、結局どうも私のカードは出来ているようだけど、どこにあるのか不明なので担当から週明けに連絡させる、とのことでした。
  • まあ、そんな電話かかってこなかったけど、なんかかかってこない気がしてた。
  • その後、気を取り直して、今いる街の県庁に行く。 こちらの県庁は訪問者も常識の範囲内の人数で、パネルが割られてたり人々の怒号が聞こえることもなく、職員さんたちも人間らしい表情やおしゃれをして、引っ越ししてきて良かったなぁと実感。 事情を話すと、予約を取ってと言われてネットで予約を取る。
  • 予約の日、こっちの職員にまた事情を話す。 職員さんは、事情は分かるけど、こっちに書類もないしどうなってんの?と言われて、どうなってんのか聞きたいのは私ですと話す。 とりあえず上司に相談して週明けに連絡する、と言われる。
  • そんな電話かかってこず。 いや前の所は職員が7人も不足していて一人に100件ほどの返信しなきゃいけないメールがたまってたり仕事が山盛りって話を聞いていたしなによりあの地獄絵図な状況ならしょうがないと思うけど、ここはそんなに忙しくなさそうなのにやっぱり忘れるか‥
  • それからメールしたり仮の滞在許可証を更新しに行ったり、もう無理ですよね神様‥、という気になる。
  • 今年(2018年)の1月、何度目かの仮更新時に、なんでそんな長引いてんの?とある職員に言われ、また事情を話すと、なにやら調べてくれて、私のカードは結局まだ出来てないようだから、もう一度書類を提出してとリストを渡される。
  • 書類提出する。
  • その後すぐに「面接したいから警察まで来て」と連絡。
  • 警察署にて面接。こんなに遅れてるのは普通じゃないから僕が急がせるよ、と言ってくれた。
  • 4月にようやく、カード用意できたよ!と連絡が入る。 いつのまにかネットで収入印紙(今回は269€)を買えるようになっていて、印刷したものを持参するだけで便利でした。

こうして無事受け取れました。
こんなに遅れた原因は、引っ越しと、今や魔の巣窟みたいになってしまった前の居住地の県庁のコラボのためで、普通はこんなにかからないとは思う。
更新時は毎回、書類のリストを受け取りに行く、書類を提出に行く、面接に行く、と最低三回は行かないといけないので、前の県庁に通うことを想像したら、恐ろしくてくらくらします。
あんな行列、並んだことというか見たこともなかったし、建物の外に並ぶから、雨降ったり暑かったり寒かったりしたらとか、年配の人とか赤ちゃん連れとか、並んだからって受付時間を過ぎればアウトだし、あのゾンビみたいな職員さん精神的に病むなぁとか、いろいろ心配しちゃう。

上の写真は、たそがれてたニャンコ。

最近の出来事いくつか 2

最近の出来事いくつか 2

この間、スーパーである商品をカゴに入れたところ、上品なおばさまに「それは体に良くないからこっちの方がいいわよ」と声をかけられました。
彼女は心臓が悪く、主治医にこの商品に入っている成分を避けるようにと言われたそうで、いろいろ説明してくれました。
私は別にこだわりもないし、というか「いくついるの?取ってあげる」と、すでに手に持たされていたので、ありがたく助言を頂戴しました。

年末、GとG弟とその友達と一緒にスターウォーズ最新作(迫力のIMAX 3D)を見に行ってきました。
エピソード7、ローグワンも同メンバーで観に行ったので、年末恒例行事のようになっています。
私はスターウォーズをいちおう全部見ていますが、特に思い入れはなく、物語も薄ぼんやりとしかわかってなくて、帰りに寄ったバーガーキングで、「最近ダースベーダー見ないね」と言ったら、「えっ‥もう死んだよ」と言われる始末。
しかし普通の映画だと内容の分からなさ(フランス語め)にうんざりするところが、スターウォーズは、その世界にいると思うだけでわくわくします。視覚だけで十分楽しめる。
今回、カイロ・レン演じるアダム・ドライバーがすごく魅力的だった。

クリスマスはパリのGママの家で過ごしました。
駅でTGV(電車)を待っている間に、Gが何か読んでる‥と思ったら、席の横にこんなマシンが。
それぞれのボタンを押すと、押したボタンの分数で読める物語が出てきます。
私はそんなに早く読めないケド。

一番上の写真は、ガレット・デ・ロワを食べて去年と今年で私が当たったフェーブ。
日本だとそろそろ七草がゆでも食べようかというこの胃袋の弱った時期(年明けの最初の日曜日)に、この重たい食べ物‥とは思うけれど、年々この行事が好きになりつつあるように思う。フェーブだけもらってもそんなにうれしくないけど、切り分けた自分のケーキに入ってた時はすごくうれしい。

犬を預かる

犬を預かる

5日ほど、ワンコを預かりました。Mちゃん、女の子。
私もGも動物は好きなのですが、犬を飼った経験がなく、変なもの食べて病気になったらとか、散歩中に逃げたり事故にあったらとか、不安の種は尽きませんでした。
命を預かるわけだし。

とりあえず「1日2回のご飯と散歩」というざっくりした説明のみだったので、後はもう手探りで。
料理中、気づいたらまな板の上のモッツアレラチーズがなくなっていたり、私のスリッパが、爪切りが、あらゆるものを噛み噛み(噛みたい年頃なんだそう)あらかじめ手の届きそうなものは避難させてたつもりが、すごい隙をついてくる。

最近Gの仕事が忙しく、二人して日中はずっとパソコンに向かっているのですが、Mちゃんは、あいつら壁に向かって暇そうに座ってるだけのくせに全然遊んでくれねぇ!というあからさまな態度をとってきます。
時々かまうのですが、キリがないので無視していたら、ひとりで暴れ‥じゃなく遊んだあげく、自分の寝床で耳とか裏返ってくちゃくちゃにして、ふて寝したりしていました。

ビーグル犬全般がそうなのか、そもそも犬ってものがそうなのかわからないですが、常に人と一緒にいたいというか、出来ればくっついていたいという感じで、慣れないこの強引な愛のようなものに若干戸惑いつつ、でもそれが散歩中にすれちがう行きずりの人にもふりまかれるので、私だけ特別じゃないのかよっ、とか。
それ以前にMちゃんはGにべったりで私は補欠扱いですが。

そんなにさびしんぼうとは知らなかったし、ベッドが毛だらけになるのに抵抗があったので、初日はリビングにMちゃんの寝床を置いてひとりで寝かせたのですが、よほどさびしかったのか、いろんなものを噛み荒らした挙句、買ったばかりのソファーにおしっこをしていたので(ショック!)、次の夜から私がソファーで一緒に寝ました。
安心したのか、それからはずっといい子で夜を過ごしました。

朝起きて、なんかコリコリ食べてるなぁと思ったら、それ私のiPodのイヤホンやないかーい!とかいうことがあったり(音楽かラジオを聞きながら寝る)、私は最近夜2時くらいに寝て、朝8時か9時頃起きるというふざけた生活リズムなのですが、Mちゃんがいる間は、朝7時にたたき起こされて、寝ぼけたまま散歩に連れていかれ走らされる毎日で、それはそれで悪くなかったです。

私たちの食事中にはべったり張り付いてくるし、1日に決められた分のおやつはガツガツ食べるから、食欲はあるとおもうのですが、自分のご飯を食べてくれないのが困ったなーと。
自分のご飯を絶望的な顔で見つめてる。いつも食べてるはずなのに。
しょうがないから、私が手に取って「うわっこれめっちゃウマい!ムシャムシャ!」と食べる真似をしたら、「それ、ちょーだい!」ってなって食べてくれました。
ちょろい奴めと、また同じことをしたら冷めた目で見られただけだったんで、そのつど別の作戦でなんとか。

犬がいる間は何も出来ないというか、予定より1日多く預かったので、予定が狂い、その翌日にパリへ行く予定だったので準備もしたいし、部屋の掃除もしたいし、錦織選手の試合も観たいし、晩御飯の献立どうしようとか(これは関係ない)、あたふたしましたが、無事飼い主の元へ返すことが出来てホッとしました。

大変でしたが、それ以上に犬はとんでもなくかわゆく、楽しい日々をすごさせてもらいました。

最近の出来事いくつか

最近の出来事いくつか

  • スーパーにて、セルフで果物や野菜の重さを測って価格のシールを貼る機械で、セール品のマンダリン(みかんに似た、ていうかみかん?)の項目がなくて、近くにいたカルーセル麻紀風の店員さんに一緒に探してもらったんだけど、やっぱりなかったんで、麻紀はマンダリンによく似たクレモンティーヌ(これもみかんぽい)の価格でシールを出して、私の袋に貼りました。 私が、マンダリンより高いです‥とおずおず訴えたら、わかってるわよっ、と言って、マンダリンを三つばかり私の袋に追加して、これで同じようなもんでしょう、もしレジでなんか言われたら私呼んで!と麻紀に押し切られて、もうハイとしか‥。
  • スーパーにて、あるムッシューに「ニーハオ!」と声をかけられたので、私は日本人です、と返したら、ゴメンね‥と去っていきました。 しまった冷たい対応したかも、日本語の挨拶を教えてあげるべきだった、と後悔しながら歩いていたら、さっきのムッシューに再会して、「わかった、モシモシだよね!」と満面の笑みで言われて、そのままでもおもしろいかと思ったけど、ちゃんと訂正しておきました。

写真はエクス=アン=プロヴァンスにて、スチームパンク風の店先にいたモナリザ
というか、今回こそ数日前に引退宣言したアラン・ドロンを貼るべきだった。
前回の日記でフライングした。

海外から本を注文する

海外から本を注文する

以前から、時々日本のhontoというサイトに本を注文しています。
ここの何が良いかというと、EMS便だけでなくSAL便や船便など好きな配送方法を選べることと、送料以外手数料がかからないことです。
海外に商品を注文すると関税がかかると聞いたこともあるけど、今まで3回注文(平均5000円くらい)して一度もかからず。
私はいつもSAL便で注文して、だいたい2~3週間で届きます。

【追記】このサイトは海外発送を終了してしまいました‥つらい。

上の写真は、近所にいたアラン・ドロン

皮膚科へ行く

皮膚科へ行く

去年の引っ越しシーズン中、急に目と口の周りが乾燥し始め、適当にクリームを塗っていたら、だんだん目の周りが赤く腫れて、外出できる顔じゃなくなってきたので皮膚科に行ってきました。

とりあえず、アレルギーじゃないかということで、検査をすることに。
フランスの血液検査は、街に点在するLaboratoireという場所で行います。
私は注射がこわくてこわくて、こわすぎて倒れたこともあるほどこわくて、しかもフランス人って失礼ながらちょっと大雑把なイメージがあるから、注射なんて痛いに決まってる‥けど、私ももういい大人だし努めて冷静に腕を出したつもりが、「あら、こわいの?」と、注射器片手にうれしそうに言われて逃げたくなりました。
結局のところ、驚くほど痛くなくて、思わず「プロですね」と言ったほど。
なんだろうあの技術。
そして、検査結果は異状なし。

その後、皮膚科で処方された薬も効果がない中、日本人の友達が、ワセリン塗ってみたら?と言うので、薬局で買って塗ったら、次の日に少し腫れが引いて、それからだんだん良くなってきたので感動しました。一時はもう治らないかと思ってたので。
ワセリン自体に治癒力はないらしいのですが、余計なものが入ってなくて乾燥を防げるのでいいみたいですね。

ただワセリンはベタベタするので、こちらの挨拶(互いの両頬を合わせる)をするとき、しまった私ベタベタだ!と、やってから気づく。
このフランスの挨拶、会った時と別れる時には必須で、たとえ大勢いても、面倒ですが(って言っちゃいけないな)全員とします。
彼らは、私が家族や友達とも握手すらしない国から来たって想像もしていない。
特に私は人と触れるのが苦手なので、挨拶時、私のことは忘れてくれと思う。

上の写真はリュクサンブール公園で撮ったもの。