シェルブールの雨傘
少し前、ミッシェル・ルグランの追悼番組で「シェルブールの雨傘」を放送していたのでGと一緒に見ましたGは週一で映画館へ通い、家でもジャンル問わずたくさん映画を観ていて、なかなかの映画好きだと思うのですが、日本で有名なフランス映画あたりがボコッと抜けていて、「シェルブールの雨傘」も当然のごとく観てない。
私はこの映画が特別好きというわけではないけれど、日本でシナリオを買ってほぼ全セリフ(ミュージカルなので歌)が脳内で先取りできる程度には観ていたし、フランス映画の代表のひとつだと思うので、これを観たことがないフランス人がいる‥と震えました。
Gの感想としては、物語の終わり方には驚いていましたが、概ね良かったようです。といっても、彼は何でも楽しめるというか、最近気づいたのですが、今までどんな映画に対してもつまらなかったという言葉を聞いたことがない気がします。すごく幸せな特技。
そして、カトリーヌ・ドヌーヴの輝きにびっくりしていました。私もあらためてびっくり。こんな美しさを持った人を私は他に見たことがない。
その数日後、ドヌーヴがテレビに出ていて、あれは私が歌ってんじゃないのよ、と軽い感じで話していて、私とGと番組のインタビュアーの全員で、うそでしょ!と。
私は映画を観ている時に、音楽が語りすぎると気持ちが冷めることがよくあるのですが、この映画の特にオープニング(↓)は音楽と映像がぴったんこ合ってて、何度も観ているのに今回テレビで観ているときも、泣きそうになりました。美しい。これを観たことがないフランス人いる?‥しつこい。
上の写真はスペイン旅行のお土産