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フランスでの小さな日常のメモ

隣人と散歩

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隣人と散歩

アパートの隣家に住む年配のご夫婦に「一緒に散歩に行きましょう」と誘われました。
Gは仕事とぎっくり腰のため、私ひとりで参加。

その辺ぶらっと歩くのかなって思ってたら、車で30分ほど移動。マダムのお姉さん夫婦と合流後、そこから歩き始めるようです。

車を降りたとたん、皆さん長靴というか登山靴に履き替え始めたのでちょっとギックリ。
「先週歩いた道は膝まで水があってねぇ、うふ」なんて笑顔で話すマダム。
「今日は晴れてるから前よりは水が引いてるかしら」などとおっしゃる。

そういや「〇〇な靴を履いてきてね」って言われてて、ああウォーキングシューズねって勝手に解釈し、革靴しか持ってない私は、軽~い気持ちでそれを履いていったのです。

田舎の泥獣道をロングコートを茨に絡まれ歩き続けること3時間、途中ズタボロな私を見かねたご主人が、手ごろな枝で杖を作ってくれました。
杖ってありがたい…。
みなさん異様に早足のため(休憩などなし)、足元を見て歩くのに精一杯でしたが、時々フッと周りを見たときの田舎の風景は美しかったです。

そんで、そろそろ駐車場に戻ってきたぞと安堵してると、「あなたが疲れてなかったら、最後にこの湖を一周して帰ろうと思うのだけど」とマダムに言われて、「ぜんぜん疲れてません!」と言ってしまう私のバカ。