NOZETTO

フランスでの小さな日常のメモ

読んだ本

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読んだ本

この間、図書館で本を返却するために並んでいると、私の前の小学校低学年くらいの女の子が、分厚い本をたくさんエコバックにぎゅうぎゅうにつめこんでいるのを見て、私の闘争心に火をつけたため、いつもよりたくさん借りてしまいました。

そのうちの一冊、『Les Rues de sable』、というバンドデシネ(マンガ)。
前はああ書きましたが、試しに借りてみたら一気に読めたので(つまりおもしろかったのだろう)記録しておきます。

待ち合わせに遅れそうな主人公が、近道しようと入った路地から抜け出せなくなり、なんとか元の世界に戻りたいと、いろんな人に会って話しをするたび、希望が見えたり消えたり、という物語。

私はこのところ毎晩のように日本に帰国する夢を見ているんですが、それがこの間、とうとう本当に日本に帰ることができた、という夢を見て目が覚めたときのなんともいえない気持ちとシンクロするような物語でした。

上の写真は、17区の蚤の市に行ったときに、近くの公園で撮ったスズメです。

ちなみに蚤の市では、Gが私の見ていない隙に70cmくらいあるお菓子が出てくるガチャガチャのようなものを買っていました。

私が、そんな大きいものどこに置くんだとか、汚れてるし、とかGに詰め寄っていると、隣にいたムッシューが、『酢だね』と。

洗う方法なんか聞いてないし!ていうか、あなた誰ですか。
Les Rues de Sable
『Les Rues de Sable』 Paco Roca スペイン 2009
この表紙は、ゆいいつ動きのある場面を持ってきたんだろうけど、全体的にこんな雰囲気の話じゃないしヘンだとおもう。