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フランスでの小さな日常のメモ

甘いもの

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甘いもの

この間、甘さの度が過ぎたデザートを食べて、堪忍袋の尾が切れました。

今さら私が言うほどのこともないですが、フランスのデザートはかなり甘いです。
チョコレートやバタークリーム、エクレアにマドレーヌなど甘いもの大好きな私にはとても幸せなことですが、時々容赦なく甘いものに出会って、ま、負けた…と膝を折ることもあります。

でもこの間、その自分至上最大に甘い物体(ケーキと呼びたくない)を食べて、他のものなど許容範囲内だったと思い知らされました。

通常、甘いものというものは、心をホッとさせるもののはずです。
なのに、それを食べて私の心を占めたマイナスの感情…。
いったいどうやったらあんなレベルの甘さになるのか。

若者が腰履きのズボンをずらしすぎておしりが丸見えになって、本来の着崩すおしゃれという要素からただずらせばずらすほどかっこいいという間違った思考へ行っているのと同じように、ただ甘ければ甘いほどおいしいのだという思考へ行っているのだと思いました。
パティシエの舌が病気、もしくは同じ病気の人たちのみが食べる食べ物…。

ちなみにGは、そこで売っているパンは買うけどデザートは甘すぎるので買わないとのこと。