NOZETTO

フランスでの小さな日常のメモ

ブックオフ・・・

ブックオフ・・・

この間、ちょっと久しぶりにパリのブックオフへ行ったら、店内ガラーンとしてまして、本がほとんどありませんでした。

嫌な予感がしつつも、とりあえず本を見ていると、二人連れの日本人が、「いつ閉まるんだろうね~」と話しているのが聞こえました。
「閉店するんですか?!」と、思わず尋ねると、いつかはわからないけど、近々閉店するらしい、とのことでした。

私、死んだーっ!

はい、しばらく魂が抜けたようになっていました。
それでもとりあえず、残り物をあさるハイエナのように店内見まわして、少しだけ選びました。

もともと、あんなパリのど真ん中で賃料も高いだろうに、あんなに低価格の良い本を提供してくれるなんて、今のところ本が一番の安らぎ、だけれどジュンク堂の本は気軽に買えないよ・・・という私のような日本人を救う慈善事業のようなものだったのかもしれません。

通い始めてから今まで短いお付き合いでしたが、精神的に厳しかった時期に、たまにここに来て、懐かしい日本の空気を吸い、本を選び、読めたことは、とても私の救いでした。
ありがとう、ブックオフ

  book
最後に買った、本たち。
ちくしょー、残り物どころか、どれもおもしろそうだぜ。