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フランスでの小さな日常のメモ

スリにおびえる

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スリにおびえる

最近いろんな方のブログで、パリのスリ事情の記事を読んで、とても怖気づいています。

引越し先はパリではないのですが、その近郊ということで、パリにも今よりは行くだろうし、不安です。
一見怖そうな若者が丁寧に挨拶してくれるこの町とは違って、今までのように、口が無防備に開いた布製のポシェットにお財布とカメラを入れて、ぶら~っと歩いたりできないんでしょうね。

スリというと、古いフランス映画なんかにコミカルに登場し、熟練の技で掏っていくイメージですが(私だけ?)最近の事情を見ていると、どのように対策しようが、いったん目をつけられたら集団で強奪される形のようです。
現行犯を捕まえるのが難しい上、捕まえても罪が軽いのも、問題を大きくしているようです。

私はたとえシャンゼリゼ通りを闊歩すると言えどもボロイい服で逆に目立つくらいなので、その辺はヨシとして、13数年前に滞在した頃のように、メトロで眠りこける…わけにはいかなさそうです。

Gは生まれてからずっとパリ郊外に住んでいたので、なにか怖い目にあったことはないか聞いてみました。
そしたら、少し考えて、「ストだったんで自転車で会社に行く途中、バスの後ろを走っていたら、バスが急停車してぶつかったんだ。危なかったよ」
いや、それも怖いけど…。