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フランスでの小さな日常のメモ

機内で見た映画メモ

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機内で見た映画メモ

飛行機内って、たぶん映画を見るには極悪な環境だとは思うけれど、私は毎回楽しみにしています。

今回隣に座っていた若い夫婦が、映画のリストを見ながら、「なにもないね」と言い合ってて、私も心の中でうなずいたものの、三人ともほぼ一睡もせずぶっとうしで何かしらガツガツ見ましたよ。

いちおう最後まで見たのだけ↓

桐島、部活やめるってよ…これを見ながら、私はよくあの学生生活を乗り切る事ができたもんだと、今は大人で本当によかったと思いました。映画部部長がまぶしくって、将来漫画家になるんだって、絶対なれるんだって、Rちゃんといつも熱く語っていた頃を思い出しました。

ボーン・アイデンティティー…見始めて、以前に冒頭のところだけ二回くらい見たことあることに気づいたんだけど、その先を知らなかったので全部見ました。ほどよいドキドキ感で、よかった。

おおかみこどもの雨と雪…アニメーション。途中から、飛行機内ってことを忘れてしまうくらいのめりこんで見れました。主人公の時代ごとに変わる本棚がやけにリアルで、「黄色い本」とかもあって親近感。作者には、これを伝えたいんだっていう強い信念があったように思います。

おまけで最近見た映画で気になったもの。

「Le Bruit des glaçons」ベルトラン・ブリエ監督)
アル中の作家のもとに「あなたの癌です」という男が現れ、作家は何度か男を殺そうとするものの死なないので、うとましく思いつつ、一緒にお酒飲んだりするようになる。
で、一緒に住んでるお手伝いさんにも共存する「癌」がいて、その癌同士話したりごちゃごちゃしていくという。

いや、ごちゃごちゃしているのは言葉が聞き取れない私だけって可能性も大だけど…。
おもしろそうになにしゃべってんだよ~とすっごく気になって、字幕つきでちゃんと見たいです。